Sysinst
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NetBSD 解説 | 設置
Last Update: "2010/01/22 19:22:54 makoto" 参考:
NetBSD オペレーティングシステム・簡単なガイド
http://nobug.tukusi.ne.jp/netbsd-guide/trans/netbsd.html
NetBSD 解説/sysinst
http://www.ki.nu/software/NetBSD2/sysinst.html
Chapter 3. Example installation
http://www.netbsd.org/docs/guide/en/chap-exinst.html

Sysinst

sysinst とは、NetBSD の設置用の CDROM 等から起動される、 標準の設置系(installer) です。 以下に示したのは、最初の言語とキーボード選択の次に表示される Welcome 画面、つまり実質的な入口です。

sysinst の起動方法

netbsd-GENERIC_MD.gz を実行します。 たいていは CD-ROM とか network あるいは fd から起動します。 場合によっては、その netbsd-GENERIC_MD.gz を / に置き、 通常の boot 時に netbsd-GENERIC_MD.gz の名前を指定する、というようなことも可能です。

やり直し

sysinst は、
  • 何か途中で失敗したなと思って、訂正したい時でも、 その画面に戻って、修正するということは、 (画面上に戻れる指示がある時は別ですが) 不得意です
  • そのような時には ^C (Ctrl + C)を入力して中止し
    # sysinst
    
    と入力すれば、もう一度、最初からやり直すことは可能です。
  • ただし、何か途中で shell に戻って確めたいものがある時 などには ^Z で一時中断し、fg で再開する、ということも出来ます

sysinst の版

  • sysinst にも当然版があり、例えば上に示したのは NetBSD-3.0.1 のものです
  • これは NetBSD-3.0.1 を入れるためのものですが、実際には、 sysinst と、設置したい NetBSD の版の組合せは、比較的柔軟です。
  • 例えば、設置したい版に付属している sysinst に何か問題がある 時に、一つ前の版の sysinst (netbsd-GENERIC_MD.gz) を使って起動し、 設置対象は新しい版を使う、というようなことは良く行ないます。 (macppc は起動時のメモリ割当に変更があり、 例外的に融通が効かないかも知れません)
  • あるいは、CD-ROM から起動して、実際には FTP を選んで、 ftp.dti.ad.jp の current のものを入れる、ということも可能です。
  • ただし、 そのように sysinst と設置する版が違う時 には最後の timezone の設定と、root passwd の設定 で失敗することがあるかも知れません。 その時は後で multi-user で login してから 設定すれば良いことです

tips

  • 画面がもし乱れた時には ^L を使うと画面を再表示してくれます
  • 終了時や、中断時に、文字が入力出来なくなることがあります。 これは実は、入力出来ないのではなくて、入力した文字が表示 されないだけです。
    stty echo stty sane
    などとすると、 (上の文字を入力している時には何も表示されませんが、 改行を最後に入力した後で) 復活するはずです。

キー割当

画面にメニューが表示された時には、行頭の文字を入力 すれば、すぐ選択が可能です。その他に次のようなキー入力 が使えます。^C は Ctrl と c を同時に押す意味です。
キー割当意味・動作
^C中止。shell に戻る。sysinst で最初からやり直し
^L画面再描画
^T進行状況を表示
^Z中断。shell に戻る。fg で再開

画面の記録

画面を記録するには ? いくつか方法があります。

直列通信

  • 画面の操作ではなく、直列通信口 (serial port) から操作出来るようにして、 他の計算機から端末ソフトウェアを使い、そちらの機能で記録する

    カーネルの起動時に、 空白キーを押して中断して、consdev を指定する

utility

utility の画面の中に Logging functions という項目があります。
Last Update: Sat, 07 Jun 2014 13:16:17 GMT 1.66 2008/03/08